こんにちは!mamapiです

不妊治療の記録の続きを書いていきます。

結婚したら、すぐに妊娠して赤ちゃんが産まれて新しい日々が始まるのを本当に楽しみにしていたのに病院に通い続ける日々。

なぜかそれまで、すぐにできると信じていたので妊娠について詳しく調べたり妊娠の方法について深く考えたりしたことがなかったのですが、改めて考えると妊娠は本当に奇跡的です。

毎月身体は生理がきたり排卵したり妊娠できる準備をしているけれど、1年で12回、毎月一回しかチャンスはなくてタイミング、体調、そして赤ちゃんになれる良い卵(卵子)ができて、良い精子と巡り合わないと受精出来ず、受精できたからと言っても着床しないと成長できず、着床できても無事に成長できるかはわからない、、ととてつもない長い道のりを経て赤ちゃんは無事に産まれて来てくれるのだ、という事が不妊治療をして良くわかりました。

そして無事に生まれてきてくれたとしても、健康でも問題なく元気に成長していけるというのは本当に奇跡だと子育てしている今も日々感じます。

妊活の日々は毎日基礎体温を測ったり、排卵のタイミングを検査薬で確かめたり、と今まで考えてもこなかった生活をしていました。

すんなり希望通りに赤ちゃんができていたら、きっと一生こんなに詳しく妊娠について知ったり赤ちゃんができる奇跡には気づかずに生きていたと思います。

最初に採卵した時、若いということもあったのか卵が15個取れました。

きっとこの中に赤ちゃんになれる卵があるから、良いのから順番に移植していこうという先生の計画で、きっと一番良い卵を移植したら妊娠できると思っていました。

大きな期待をしているのに失敗が続きました。

妊娠するのに良いというものも、できる限りなんでも試しました。

食べ物や飲み物も気をつけたしお酒も控えたりサプリも飲んだり、心配なことは控えたり、身体を温めたりヨガに通ったり、でも移植するたび上手くいかず。悲しすぎて泣いてばかりの日々。

子供がほしいのにできない。今までの人生でこうしたい、と願ったことは大体叶ってきて努力したら報われてきました。こんなに願っているし努力しているのに叶わないという事は初めてだったかもしれません。

今すぐにでも赤ちゃんがほしいのにできない、だんだん子供がいる友達や、妊娠している友達、可愛くてずっと可愛がってきた姪っ子や姉にも会うのが辛くなってきました。

連絡がきても返せなかったり、お正月に家族の集まりに行けなかったり、街中で妊娠中の人や赤ちゃん連れの人を見るのも辛くなってきてどこにいても悲しみが消えなくなっていきました。小さな子を連れて妊娠中の見たり、妊娠しているのにお酒を飲んでいる人を見かけたりすると、なんでこの人は妊娠できて自分はできないのだろう、とイライラしてしまう事もあり、芸能人の妊娠のニュースでさえ見ると辛くなってしまう状態になってしまっていました。

でもそんな人の幸せを喜べず、嫌な気持ちになってしまう自分もすごく嫌でしたが自分ではどうしようもないくらい辛い日々でした。

夫はいつも寄り添ってくれて、ダメだったら2人で出かけたり、旅行に行ったり、我慢していたお酒を飲んだり2人で励まし合っていましたが、夜中に泣いていたり、友達の年賀状に赤ちゃんの写真がついていたのをみて大泣きしてしまったり、いつも泣いている私を見ているのはきつかったと思います。

旅行先で子宝の神様にお願いしたり、色んな場所で神様、仏様、ご先祖様にもお願いしましたが全然願いは叶わず、失敗で悲しい日々が続くので、神も仏もいないんだ、もう色んな場所でお願いするのはやめよう、とさえ思ってきていました。

そして不妊治療も高くて毎月お金は飛ぶようになくなっていき、本当は不妊治療は全部嘘で子供がほしい人からお金を巻き上げているだけなのでは、、こんな辛い治療を毎月していても永遠に子供ができる日は来ないのではないか、とも思ってきていました。

本当に出口が見えないくらいトンネルをずっと通っているような日々。最初は希望いっぱいですぐにできると信じて挑戦した体外受精を回数こなして失敗が続くと、それ以上の治療はないしどんどん追い詰められていきました。でもどんなに考えても子供がいない人生を諦めきれず、ダメだったらまた挑戦するの繰り返しでした。

続きます。