こんにちは!mamapiです

また前回の不妊治療の続きの記録です。

出口の見えないトンネルのような日々に少し転機が訪れました。

妊活中の私は妊娠できるメリットがある事は色々試していました。

ずっとそれまでも気にはなっていたけど、なかなか勇気が出ず行かなかった鍼灸に通い始めてみました。不妊治療を専門としている鍼灸です。

初めての鍼灸で最初は怖かったのですが、夫婦でされている鍼灸で、毎回とても親身になって話を聞いてくれて施術をして頂き、なかなか上手く行かない治療で悲しい日々を過ごしていた私は、治療の話や妊活の日々、色々な悩みなどを聞いてもらいながら施術をしてもらって精神的にもとても助けられました。

今思い出すと毎回ほぼ話しを聞いてもらって、号泣しながら施術してもらっていました。

治療の話を夫とする事はあっても、他の第三者に不妊治療の事を話す機会はそれまでなかなかなくて、誰に相談したら良いのかわからなかった事も色々相談に乗って頂きました。

不妊治療クリニックの治療方針、治療の進み具合に合わせた日程と施術で、次はこの治療に進みますというのも鍼灸の先生に伝えていました。

何度か通い続けて、何回も体外受精の移植を繰り返しても上手くいかない状況を見て、先生は転院してみたらどうかと勧めてくれました。病院によっても治療の方法や薬の使い方も違うと教えてくれました。

それまで病院や治療の方法など、誰に相談したらいいのかもわからず、たまたま行った最初に行った婦人科の先生にここがいいよと言われた病院に行き、その病院の先生を信じて言われる通りに治療してきました。初めての事、わからない事だらけで何が良いのが良くないのか、どんな選択肢があるのかわからなかったのです。でも良い結果は全然出ません。

転院するのがいいのか、今までの病院で治療を続けるのがいいのか悩みました。でも鍼灸の先生は、鍼灸に通ってくれている別の患者さんもそこの病院に転院して授かる事ができたよと教えてくれました。

そして、ちょうどその時に働いていた場所からその病院がとても近くてそれまで通っていた病院よりもはるかに通いやすいという事もあって、勇気を出して転院する事にしました。

転院して通い始めてみると、前の病院の治療とはだいぶ違うことがわかってきました。薬や注射もだいぶ減っていきました。そしてそれまではわからなかった、多嚢胞性卵巣症候群だということもわかりました。仕事の後に通いやすいので通うストレスもだいぶ減り、先生も看護師さんも受付の人も前の病院よりもとても良い印象でした。

治療結果が出る日は期待と不安で毎回吐きそうなくらいドキドキして緊張していたのですが、ダメだとわかった時はまた0からのスタートになる絶望感、またダメだったのかという悲しさが込み上げて泣きながら会計した事も何度もありました。前の病院では受付の人の態度でもっと悲しさやイライラが増してしまう事が何度もありましたが、新しく通い始めた病院ではそれで嫌な気持ちになった事はありませんでした。

新しい病院で新しい治療方法での治療が新たに始まり、期待が膨らむ中で初めて着床したというところまで進めた事がありました。でも少し数値は低くて成長してくれるのかわからない。初めて小さな卵ちゃんが私のお腹の中にくっついて着床してくれた事が本当に嬉しくて信じられなくて愛おしくて、毎日お願いだから無事に育ってと願ってお腹をすりすりして大事に大事に過ごしました。

でも次の検査では良い数値はで出ず、そのまま流れてしまいました。

何度も何度もだめだったので期待しちゃダメだとわかっていながら、初めての嬉しさが数日続いてやっぱりダメだった。本当に本当に悲しくて、その時は悲しみの底からなかなか這い上がれなくて毎日泣いてばかりでした。それまでは仕事をしている時はちゃんと気持ちを引き締めて気持ちを切り替えて働けていたのですが、仕事をしていても気づいたら泣いてしまったり、悲しすぎて本当に泣いてばかりでした。こんな泣いてばっかりの人を選んで生まれてきてくれる赤ちゃんはいないし、身体にも良くないから立ち直りたいと思っても悲しみの中から抜け出せませんでした

あまりにも悲しい日々が続いたので、どうにか変えたい!と夫とたくさん話し合って犬を飼うことにしました。私は小さい時から大人になるまで実家で犬を飼っていたのでいつか飼いたいなと思っていたのですが、子供ができなくて犬を飼ってしまうともっと子供ができなくなってしまうのでは、、となぜか思っていました。

その決意をしてからは、どんなわんちゃんを迎え入れようか、色々調べて調べて調べまくって、犬グッズを見に行ったり色んなペットショップを巡ったり、久々に妊活のことを考えずに夫と夢中になって過ごしました。

そして絶対にこの子がいい!!というわんちゃんに出会い、我が家に迎え入れて2人と1匹の新しい生活が始まりました。

続きます。