こんにちは!mamapiです

前回に引き続き、不妊治療の記録です。

わんちゃんが仲間入りし、新たな生活が始まりました。

生後2ヶ月くらいの子犬を迎え入れたのでもう小さくて可愛くてたまりませんでした。実家で犬を飼い始めたのは私が小学生の頃だったのでお世話をするといってもご飯をあげてトイレを変えて、散歩に行って、一緒に遊んで、一緒に寝て、、くらいでした。

病院に連れて行ったり予防接種をしたり、は母がしてくれていたので犬を育てたというよりも犬と一緒に育ったという存在。でも今度は小さな子犬の命を私が守る。自分で病院に連れて行って注射をしたり、病気にならないように気をつけたりちゃんと育てなくてはいけません。

それに犬も赤ちゃんなので、おしっこやうんちはまだ成功したり失敗したり練習中。出かけている間にうんちまみれになっていて、何度もベットを洗ったり、ドッグフードをお湯で柔らかくしてあげたり、お世話する事がいっぱいあります。

それまでとは違って、犬を連れて行った事ない場所にお出かけしたり、旅行に連れて行ったりパピースクールに通ったり、新しい日々を夢中で楽しく過ごせるようになっていました。

それまでとは違って泣いてばかりの日々ではなくて、自然と笑って過ごせる時間が増えていきました。

夫が仕事に行っていても家で1人だけじゃない、可愛い可愛い癒される存在ができて悲しみが少しずつ癒えていった気がします。子供が欲しくて欲しくてたまらなかった、母性の注ぎ場所が見つかったようでした。

きっとその変化が身体にも心にも良い変化になったと思います。

病院での治療も続けていました。でも多嚢胞ということもあって、先生は赤ちゃんになれる良い卵(卵子)がなかなか出てこない、ということで今お腹の中にある卵を一度全部無くして、新しく良い卵を育てて採卵しましょうということになりました。

薬で一度卵をなくすということだったのですが、その薬が本当にきつくてきつくて、日々吐いて吐いてなんでみんな何も辛いことしなくても子供ができるのに、私だけこんなに吐いてまで治療しなきゃなんだとなりながら、でも絶対に諦めたくなくて、どうしても子供がほしいので頑張って乗り切って、新しい卵を育てて採卵しました。

詳しくはわからないのですが、私の場合はそれまでは卵を育てて採卵していましたが、赤ちゃんになれる良い卵は育たず赤ちゃんになれない卵が育っていたみたいです。多嚢胞性卵巣症候群の人は卵がたくさんできてしまってなかなか良い卵が育ちにくいということでした。

新しく大切に育てた卵を採卵して、受精してくれて、どちらも同じくらいのランクで良い胚盤胞の卵ちゃんが2つ育ってくれました。

先生はどちらも本当に良い胚盤胞でどっちを移植しようか迷うなーと言って何の決め手で選んだかわかりませんが一つ、先に移植することになりました。もう一つは凍結することになりました。

とても良い胚盤胞ができたので身体の状態も様子を見て良い時に移植して、ちゃんと着床してくれました。でもダメだった事があるので期待はできません。

期待しすぎるとダメになった時が悲しすぎるので、期待しすぎず、と思いながらすごく期待していました。その後心拍も無事に確認できて、無事に順調に育ってくれて、可愛い可愛い娘が生まれてきてくれました。

でも無事に生まれてきてくれるまでは、どうなるかわからない、と安心できずに安定期になっても安心できず不安がなくなったことはなかったです。

自然に妊娠したらまだ妊娠がわからない卵の時期から今まで、大事に大事に育て、毎日愛おしい存在です。

お腹の中に娘がいる時には、ワンちゃんが大きなお腹にピタッと寄り添って寝ていたり、とても幸せな時間でした。あの時、犬を飼おうと決意していなかったら今子供達を授かれているかわからないので、本当に愛犬にも感謝しています。

そして凍結していたもう一つの、たった一つの卵、今は元気な息子に成長しました。

1人目の授乳を終え、できる限り少しでも若いうちにお腹に戻したい、と治療を再開しました。

第一子ができるまではタイミング法から始めた時期を考えると5年かかったので、実際たった一つの卵で成功してくれる確率は本当に低いだろうなとは思っていました。けれど子育てしながらまた採卵からスタートするのは子供を連れて通うのも治療も、高額な治療費も厳しいのでどうにか、成功してほしいと切実に願っていました。

続きます。